2008年の活動を振り返って

この合気道談義も1年に1回のペースになってしまいました。楽しみにしていると言って頂ける方もおりますが、ご期待に添うことができず申し訳ありません。昨年1年間を振り返り、今年1年をまた皆さんと良い年にして行きたいと思います。

昨年は幸徳会として少年部12名、一般部8名を迎え入れることができました。その反面、仕事の都合や1年以上稽古から足が遠のいてしまわれた一般部の方が6名ほどおり、14名の方が純増したことになります。その結果、103名の方を名簿上に登録記載する結果となりました。

少年部の新規入会者は小学1年生~2年生の年少組が中心で、他の武道と比べても合気道が子供達にずいぶんと受け入れられるようになってきていると感じます。また中学校に上がっても合気道を続ける子供達が多くなってきています。定着率も良く、あと数年すると一般部よりも少年部の人数が比率的に上回ることになっているかもしれません。

一般部は40代以降の方の入会が多く、年代層別に見ますと特に10代~20代(その中でも特に女性)が少ないようです。全体バランスから見ますと、今後はこの年代層の方を特に増やして行きたいですね。これと言って特別な策があるわけではありませんが、あと数年すれば少年部から一般部に上がってくる子供達も出はじめるかも知れません。そうすると、少年部と一般部の垣根が少しずつ無くなって本来の意味から1つの会に成長するかも知れないという期待感と楽しみがあります。

場所別に見ますと、石川記念武道館、宮前スポーツセンターともに増加しています。出席簿を見ますと武道館は少年部が32名を超える日が、一般部では40名近くになる日が昨年の9月以降出始めました。宮前スポーツセンターも場所的に12名程度が一度に稽古できる限界点ですが、一般部では12名を超える日が出始めています。どちらも手狭感を感じる場合があり、安全面から何とかしたい問題ではあるのですが、うまい解決策がありません。

また、トム参段が主宰して、高津スポーツセンターで日曜日の夕方から稽古を定常的に行っています。彼自身、英国出身ですが、海外の方を中心に日本の文化を伝えてくれています。なかなか人数は集まらないようですが、12月の幸徳会昇級昇段審査会で初めて2名の外国の方が五級審査を受けられました。簡単なことではないですが、辛抱強く地道な活動を続けて色々なことを彼自身学んでほしいと思っています。今年は幸徳会の1グループとして登録し、一緒に活動して行きたいと思います。皆さん宜しくお願い致します。

昨年は全日本合気道演武大会に20名で初出場しました。ようやく無理しなくても参加者が集まるまでになってきましたから、これからは定着させて行きたいと思っています。また、少年武道練成大会も何年かぶりに参加することができました。一般部の方は仕事や家庭と両立させて楽しまれている方がほとんどで、少年部の子供達も塾や他の習い事と結構大人並みに忙しいようなので、無理をせずに時間を掛けて徐々に育てて行きたいと思っています。

幸徳会合宿は4回目を終えました。毎年30名程度の方にご参加頂けるようになりました。この合宿も大切な親睦活動だと思っていますので、これからも活動を続けて参ります。

総括しますと、昨年は活動内容として合気会活動を含めた必要最低限の活動がやっとできるようになった年だと思っています。しかしこれも、皆様の少しずつの協力の結果からできたことです。当たり前のことを当たり前に行うということがとても大変なんだということですね。この他、武道教室を手伝いに来て下さる方々や少年部の稽古をお手伝い下さる方々もおりますし、ホームページ製作の英語版に取り組んで下さる方もいらっしゃいます。こういう皆さんの気持ちを大切にしながら、今年もまた1年皆さんと楽しく合気道に取り組んで行きたいと思っています。
どうぞ皆様、本年も宜しくお願い致します。


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