われら合気道家族

「合気道探求」幸徳会の皆様にご購入いただき、ありがとうございました。私も原稿を書くのは結構大変でしたが良い記念となりました。「われら合気道家族」の中にも書きましたが、合気道というものを通じて和が広がり、仲間が増えて行くことは、とても楽しいことです。いろいろな方を通じてそれが縁となり、人の和が広がっていくような環境づくりを今後もめざして行きたいと思います。まさしく、全体が家族となれるような雰囲気を作っていきましょう。
最近うれしいことは、新しく合気道を始められる方が多くなってきたことでしょうか。仕事をしながらの稽古ですから、皆さんは何かしらの障害となるものを持ちながら稽古に来るわけです。平日ともなると、私らサラリーマンは、通常とは見た目も違う大きめのバッグに道着を入れて、構えて準備をし、満員電車に乗って出社すると「出張?」とか言われながら、相手の気を損ねないように巧みに対処し、帰ろうとすると問題が発生して稽古に行けなくなる、今日はいけないと思って準備してこなかった日に限って時間が空いたりして、もったいなく思ってしまう、なんてことを何度となく繰り返しているのは私だけではないでしょう。そんなことは誰にでもあるはずですから、稽古に来られる方の想いをまず優先したいというのが、我々の稽古の根本に据えておかなければいけないことだと思っています。稽古へ参加することに意義があるわけです。そんな中で、白帯の方が増えてきていますので、これは応援してあげたいと思ってしまいます。
また、他道場でも稽古されている方が一緒に稽古に参加して下さることです。各道場としての考え方があるでしょうが、少しでも稽古をしたいというのが稽古生の本音なのだとすれば、それを第一に考えて、お互いの道場を尊重し、その垣根を越えて稽古できることはとても楽しいことですし、その機会をつくることは意義のあることです。そういうことはどんどんやって行きたいと思っています。
しかし、大切なことは稽古の内容であり、ここで稽古して良かったと思えなければ、人は集まらないわけですから、皆さんとしっかりとした稽古を心がけることは忘れないようにして行きたいと思います。また、けがのないように注意し、相手を見て加減ができるように心にゆとりをもって稽古ができるようになることが大切です。
大きなイベントもつくらずに地道に稽古してきましたが、来年は皆さんとの親睦合宿や講習会など1つはぜひ企画・実現したいと思っていますので、皆様のご協力をよろしくお願い致します。


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